事業内容

トラック及び建設機械・農業機械・船舶向け熱間鍛造品の製造 。

製品が商品として送り出されるまでには多くの工程を経なくてはなりません。
流れに沿って工程別に紹介していきます。

①金型設計

金型とは金属で製作した型枠です。例えば「たい焼き」です。上と下にわかれていて、上下合わさることで鯛の形状になります。
熱間鍛造で使用する金型も、たい焼きと同じ様に上下組み合わさることで目的(製品)の形状を成形できるよう作られています。
弊社で取り扱っている金型の形状は様々ですが、そのほとんどを自社で設計・製作しています。

②金型製作

設計データを基に型材を金型へと加工する作業。

③切断工程

目的の形状に変形させるにあたり最適な大きさに切断します。品質管理においては、材質確認、重量測定、切断面の角度測定、外観検査を実施し、切断工程の品質を担保しています。

④鍛造工程

その1 加熱工程

切断材を回転炉で型打ちに適した温度(1150℃~1250℃)に加熱する工程。
加熱度合の良し悪しは、鍛造品の品質と生産性に直結します。
色で温度を判別する能力と、適温を保つための回転炉の操作には、
経験を積み重ね熟練された感覚が 必要となります。 

その2    型打ち工程

この工程で鉄は鍛えられ、強靭さを増すと共にトランスミッションギアなどの部品の素となる姿へ変わります。
当社ではエアーハンマーによる鍛造と、プレス機械による密閉鍛造の二通りの鍛造方法を採用しています。

密閉鍛造の様子

エアーハンマーによる鍛造の様子

⑤検査・出荷・在庫管理

製品を商品として出荷するためには、寸法や硬度、傷、その他外観に関わることなど、規定の品質基準をクリアしていなくてはなりません。その検査業務を担う最終工程となる部門です。